ブログ開設にあたって


FP2級、宅地建物取引士、管理業務主任者

プロフィールにも記載した私が取得している資格を肩書きにしてみましたが、現職はれっきとした50代のサラリーマン。

そろそろ一般的な定年の年が近づいた世代になります。

ちなみに漫画サザエさんの登場人物、磯野波平氏(サザエさんのお父さん)が54歳の設定だそうですが、この波平さんの年を聞いて違和感を感じる人も少なくないでしょう。

例えば芸能人を例に取ると、2022年8月現在、福山雅治さんが53歳、唐沢寿明さんが59歳、中井貴一さんが60歳、佐々木蔵之介さんが54歳、いずれも波平さんと同年代、あるいは先輩に当たります。

(どう考えても福山雅治さんと波平さんが同級生とは思えないですね)

ちなみにサザエさんが書かれた当時はサラリーマンの定年が55歳の時代で、作者の長谷川町子さんが「定年まであと1年の父親役の設定」にしたそうですが、60歳定年が法律で義務化されたのは1998年のことですので、それほど昔のことでもありません。


●「高年齢者雇用安定法」の改正の推移

1986年:60歳定年を努力義務化
1990年:定年後再雇用を努力義務化
1994年:60歳未満定年制を禁止
→ 1998年施行
2000年:65歳までの雇用確保を努力義務化
2004年:65歳までの雇用確保の段階的義務化
→ 2006年施行
2012年:希望者全員の65歳までの雇用義務化
→ 2013年施行
2020年:70歳までの雇用確保を努力義務化


政府は2020年2月4日、企業に対し、従業員の70歳までの就業確保に努めるよう求める高年齢者雇用安定法などの改正案を閣議決定し、2021年4月から施行されましたが、サザエさんが書かれた当時、55歳だった定年はいよいよ70歳までの雇用延長を義務化に向けて加速していきそうな勢いです。

このことは2年半に及ぶコロナがなければ、もっとマスコミを賑わしていたのでしょうね。

但し、この政府の決定当時からネット上でも否定的なコメントが続出しています。

「年をとってまで働きたくない。体はいうことをきかなくなるし、キツいだけ。老後はのんびり暮らさせてください。年寄りを働かせて、年金を少しでも支払いたくないのが見え見え。年金がないのはわかるけど、もっと子どもを増やす対策を考えてください」

「ずさんな年金のツケだ。はっきり言って残された人生をゆっくりとしたい。20歳ごろからがむしゃらに働き、人生の大半を仕事に費やした。気がついたら寝たきりになるより、身体が動くうちに、人生を謳歌したい。たった一度の人生を仕事だけで終えていいのか? なんか寂しくなってきたよ」

「高齢者にそんなに仕事がない。妙なポストが増えるだけ。生産性は落ちる一方。採用は若手をどんどん増やしているから、経験の少ない人たちと、頭の回転が鈍く手が動かない高齢者たちに偏った会社は、どうやって実務をまわすのか。間にいる世代に負担がかかり、昇格機会は少なくなる一方。就職氷河期世代の支援とどうやってバランスをとるのか」

「私の働く給食業界は後期高齢者の方がたくさん働いていますが、正直もう就業継続は難しいと思われる方もいます。人手が不足なので、雇用側は見て見ぬふり。新しいことは覚えられない。衛生管理もままならい。若手が必死にフォロー。大量調理の現場のミスは人命に関わります。これ以上、積極的に雇用させるということに恐怖さえ感じてしまいます」

*以上4人の方のコメントは下記のサイトより引用

「70歳定年」の閣議決定にネット民が総スカン 「若手のやる気をそぐ」「何歳まで働かせるつもりだ!」

更に5ちゃんねるのスレッドには下記のような悲鳴も挙がっています。

「氷河期世代の奴隷化強化だな」

「別名『死体に鞭打つ法』」

「惨めな老後に政府がお墨付きを与えた格好だな。だいたい60過ぎたら役員以外は仕事なんて単調で惨めな仕事しかないだろ」

「年金のために無茶させるのやめろや」

「ほんと日本はすごい国になったね、本当にもう年金支給する気ないんだ…」

政府やマスコミが「人生100年時代」と煽っても課題続出の状態ですが、この「人生100年時代」をいかにして生きるか?

そろそろ次のステップに移行したいサラリーマンにとって、今から何を学び、何を準備し、何を実行するべきか?

この問題について少しずつ思うところを書き綴っていきたいと考えています。

よかったらぜひご一読ください。


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